ファクタリング会社の選び方
ファクタリング会社の選び方は以下の3STEPです。
- カテゴリーを決める(銀行系・中小企業系など)
- 目的や希望条件に合った業者を絞り込む
- 業者の信頼性や細かい契約のルールをしっかり確認する
ファクタリング会社は多数ありますが、各社で特徴や強みが違います。
悪徳業者も多い業界なので、実際に問い合わせや相談をする前に業者の評判をしっかりチェックすることが大切です。
ファクタリング会社のカテゴリー
ファクタリング会社は大きく分けて次の3つのカテゴリーに分類されています。
- 銀行系、大企業系
- 中堅系
- 中小規模の民間系
主に3社間ファクタリング専門。審査が厳しいが手数料が安くて信頼性が高い
2社間・3社間を扱うなど大手にはない柔軟性があるが、一部で申込事業者の与信もチェックされる(赤字・税金滞納NG)
取引先を中心にした柔軟な審査とスピード対応をするが、手数料が高く一部で悪徳業者も見られる
ファクタリングを活用する際の状況が赤字決算やブラックで通常の融資を受けられない場合は、3の中小規模の民間系しか選択肢がありません。
大手や中堅系を利用できる場合でも、スピードを重視で取引先に知られずに利用したい場合は、手数料が高い民関係を使った方が有利な場面があります。
業種別の専門性と実績をチェック
最適なファクタリング会社は業種によって異なります。
クリニックなど医療報酬債権をファクタリングする場合は、保険組合を相手にしたファクタリングのみを扱っている所が多数あります。
ほかにも売掛サイトが長い建設業は、専門性が高いファクタリング会社を選ぶ価値が高いです。
気になるファクタリング会社を見つけたら、自社の業種にマッチした会社なのか確認しましょう。
契約のルールをチェック
ファクタリング会社を選ぶ時は、以下の契約ルールを確認しましょう。
- 対面契約の必要性 … 出張費の有無など
- スピード … 審査時間、入金時間など
- 諸費用 … 債権買取手数料とは別にかかる費用を含めたコミコミ価格で比較する
- コンサルサポートの有無 … 申込者の依頼通りに事務的な手続きを進めるパターンと金融のプロが助言・提案をするパターンがある
- 債権譲渡登記の有無 … 主に2社間ファクタリングの場合に必要
- 売掛先への通知方法 … 契約、内容証明郵便の通知など(3社間ファクタリングのみ)
- 最低契約期間 … 手数料・初期費用が安いサービスは一定期間の継続利用が条件になることも
以上の内容を考慮して、自社に見合ったファクタリング会社を見極めましょう
ファクタリング会社の信頼性を確認する
主に柔軟審査を強みにする小規模の民間ファクタリング会社の場合に、運営会社の実績や評判をチェックする必要があります。
公式サイトの会社概要より、資本金や設立時期、ファクタリングサービスの提供期間をチェックしましょう。
さらに、所在地をネット上で検索してオフィスの規模やテナントビルの外観をチェックしましょう。
評判を見るときは外部の比較サイトや口コミ投稿サイトの活用が効果的です。
一部では広告料をもらって良い評価と口コミを偽造しているケースもあるので、複数のサイトで高評価されている所を選びましょう。
提示された条件が良くても、怪しいと感じた所は慎重に検討してください。